カビで悩んだボロい公務員宿舎にもメリットあり!23のデメリットも紹介

昭和の古い公務員宿舎(地方)

2年数か月住んだ公務員宿舎は、もうすぐ築50年の古い建物でした。

とらこ

こんな方に向けた記事です。

これから古い公務員宿舎に住むか悩んでいる方で、

  • 山に囲まれた地域にある「築50年弱の国家公務員宿舎」ってどうなのか知りたい
  • 古い宿舎の室内の様子
  • 古い宿舎で困ること
  • 古い宿舎で良かったこと

住んでいた古い宿舎について、メリットやデメリットを含め紹介しますが、個人の視点によって異なると考えられます。本記事は、私個人の意見に基づいています。古さや設備基準で宿舎に住むか悩む場合は、本記事の実際に住んだ宿舎の状況を参考にしてみてください。

公務員宿舎と賃貸住宅に住むならどっちがいいかについて、別記事内に掲載しています。

公務員宿舎or賃貸住宅どっちがいい?(一般的な話)

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目次

古い公務員宿舎はおすすめ?

まずはじめに、2023年7月に退去した宿舎は、おすすめなのかについて紹介します。

住んでいた「2021年4月入居の宿舎の部屋」をおすすめするか?
  • 金銭的に余裕がある人 → おすすめしない、賃貸住宅を探すことをおすすめします
  • 少しでも出費を抑えたい → 宿舎に住む選択の方が良いでしょう

住んでいたい宿舎をおすすめするか?

「古い宿舎」で同じ築年数でも、宿舎の土地や周辺環境、リフォームの有無によって異なります。例えば、

20XX年時点の〇〇宿舎の〇〇号室は、「おすすめ」できる(かも)

という回答になるでしょう。

最近まで住んでいた宿舎は、山の中腹ということもあり、朝と夜はかなり冷え込み、湿気もひどかったです。以前、同じくらいの築年数の宿舎では、このようなことはありませんでした。

また、私たちが宿舎に入居してすぐに、大規模な室内の修繕工事(リフォーム)が行われていました。修繕後の部屋だったら、環境も変わっていた可能性もありますが、自分たちの部屋は古くて使いづらいままでした。

とらこ

他の状況を含め総合的に考えると、宿舎に住んで良かったです。

住んでいたい部屋」についてはどうか?というと、おそらくほとんどの人は住みたくないと思います。とはいえ、長年住んでいる人もいる宿舎だったので、住めば慣れるのかもしれません。

激寒&湿気に悩む宿舎に住んで良かった理由

宿舎に住む際に、賃貸住宅で探す予定でした。

しかし、宿舎に入居することが必須のため、賃貸住宅は諦めました。入居必須な理由は、緊急時にすぐに職場へ行く必要があり、その代わりに使用料(賃料)は無料。

宿舎に住んで良かった理由
  • 使用料無料
  • 賃貸住宅の賃料が高い地域だった(田舎だけど)
  • 賃貸住宅でバイク2台置く場所を確保できるかわからなかった
  • 窓を開けると自然豊かで、草木の香りがして癒された
  • 鹿がいた

賃貸住宅に住む予定だったので、不動産屋さんに予約も入れていました。バイク2台と車1台停められるアパートは、条件が厳しく見つかっていても、賃料が8~10万円くらいだったと思います。バイクがなかったとしても、地方にしては賃料が高いエリアです。

結果、賃貸にしなくてよかった、と思いました。

設備が整った築年数の浅い宿舎がいいのか?というとそうでもない

2つ前の公務員宿舎は、かなり綺麗で設備も整っていました。

では、新しい宿舎が良いのでは?と思うかもしれませんが、もう二度とこの宿舎には住みたくないです。

その理由は、使用料が高かったから。東京なら、古い宿舎に住みたい。

23のデメリットがある住んでいた古い宿舎

まず、デメリットから。

湿気が多かったのは、住んでいた環境が原因かと思います。

あくまでも私の感想です。

  1. 入居後しばらく変な匂い
  2. エアコン落下の恐れ
  3. 玄関近くの電気消せない問題
  4. 快適に過ごせる期間が短い
  5. キッチンの高さが低すぎる
  6. トイレの換気扇が変な音
  7. ホコリ
  8. カビ
  9. 窓と壁の結露(冬)
  10. 天袋のゆがみや素材はがれなど
  11. カメムシ
  12. コバエ(お風呂)
  13. 風呂場のブロック壊れ
  14. 天井のひび割れ
  15. 天井の壁紙がポロポロ
  16. 劣化いろいろ
  17. パンクや壊れてる自転車が増えていった
  18. インターネット問題
  19. 玄関先に蜘蛛の巣や虫
  20. 窓ガラスが薄い
  21. インターホンが古い
  22. 収納スペースが少ない
  23. 入居率2割切る棟

1.入居後しばらく変な匂い

ポストに入っていた前の住人あての手紙の日付から、1年は誰も住んでいなかった部屋でした。

そのせいもあってか、部屋中が変な匂いが充満していました。前の住人が退去時に、部屋の掃除をしていたようには見えませんでした。

2.エアコン落下の恐れ

宿舎の室内・エアコン落下の恐れ

これは入居日に、エアコンの取り付け業者が来たときに言われたことです。

このままエアコンを取り付けると落下します!

その理由は、壁がもろくなっているから。確認すると、確かにもろくて壁がはがれそうな感じでした。

金具を取り付けてもらいましたが、その工事費は2万円弱かかりました。

壁が劣化しすぎてエアコンを取り付けたらエアコンが落下すると言われた時の記事

3.玄関近くの電気消せない問題

これは古い市営住宅などでもある問題かも。

外出できない無限ループ
  1. 玄関で靴を履くと、玄関の電気のスイッチが消せません。
  2. 玄関の電気のスイッチを消すと、玄関で靴をはくとき真っ暗です。
  3. 真っ暗なので、靴を脱いで電気を消しに戻る

→(1)へ。

設計した人は、住む人のことを考えていないのでしょうか。

4.快適に過ごせる期間が短い

バン

快適に過ごせる期間は、短かった

季節による室内
  • 春:外の方が暖かい
  • 夏:暑い
  • 秋:一番マシ
  • 冬:冷凍庫のような寒さ

困っていたことは、いくつかあります。

5.キッチンの高さが低すぎる

キッチンの高さは、80cmでした。

一般的なキッチンの高さ
  • 80cm
  • 85cm(基本の仕様)
  • 90cm

自分にあったキッチンの高さの算出方法は、おもに2種類あります。

  1. 身長/2+5cm
  2. 肘高-10cm

私の身長は166cm、「1」の方法で計算すると、88cmです。8㎝も低いということになります。

寸法等はキッチンメーカーなどの情報です。

6.トイレの換気扇が変な音

古い宿舎の換気扇

あまりにも汚い写真は不快なので、洗った後の写真です。

トイレの換気扇が、壊れたラジオのような音を出していました。外してみたら、何年も掃除してないよね!?と思えるホコリと汚れ。

掃除したら変な音は止まりました。

7.ホコリ

毎日掃除機かけているのに、ホコリが酷い部屋でした。

例えば、電子レンジの上。朝、ホコリを取り除き、夜みるとホコリをかぶっている。その他、パソコンやテレビなど。すぐにホコリがたまる部屋でした。

8.カビ

押し入れに収納していた物は、カビた物が多数。引越しの際の片づけで、カビだらけになっていたと気づいたものもありました。

台所の食器水切りは、こまめに洗っていてもカビました。

特にお風呂場が酷かったです。ステンレス製のシャンプーラックは、手入れをしていたけれど、1年でサビだらけになり捨てました。

9.窓と壁の結露(冬)

とらこ

冬の朝は結露ふき必須

  • 窓は水浸し。
  • キッチンの壁も水浸し。
  • 窓のサッシは結露が凍って窓が開かない

結露が原因で、キッチン下に収納していた鍋がカビ生えて、捨てました。鍋などの箱を保管してましたが、ほぼカビて捨てました。

10.天袋のゆがみや素材はがれなど

  • 長年、天袋に重い荷物を入れいていたのが原因か、天袋が下に落ちていて隙間ができている
  • 天井の素材がはがれて落ちてきていた
  • 天袋に入れいていた荷物の多くは、カビが生えていた
古い宿舎の天袋・扉がゆるんでた

天袋の扉にも問題がありました。天袋が下に落ちているので、扉を閉めようとすると、扉が落ちます。これは入居時に報告していました。

そして、掃除しても汚い。

11.コバエ(お風呂)

お風呂場にコバエが発生してました。

お風呂の浴槽の下には隙間があり、その間を掃除するのは難しい、というより無理。浴槽を取っ払わなければ掃除できない構造です。虫類が好む環境なのでしょう。

12.カメムシ

私がはじめて「カメムシ」の存在を知ったのは、2017年の冬。スキー場の宿泊先でした。その後、山口県の温泉旅館でもカメムシに出会う。

それ以来、カメムシを見たことがなかったのですが、住んでいた宿舎にはカメムシが現れました。

気を付けないと臭い。

13.風呂場のブロック壊れ

公務員宿舎のふろ場・ブロック割れ

入居時に、風呂場のふちのブロックが割れていました。

すぐに修繕してもらっていたのですが、退去する少し前にまた壊れました。報告後、業者から連絡があると言われていましたが、連絡のないまま退去しました。

14.天井のひび割れ

古い宿舎の室内・天井のひび割れ

2部屋の天井にひびが入っていました。

15.天井の壁紙がポロポロ

上記の写真(天井のひび割れ)についている照明器具を取り付けるとき、壁紙がぽろぽろおちてきました。

16.劣化いろいろ

古い公務員宿舎のキッチンの証明

これまでに、劣化についてあげていますが、その他の劣化です。

  • 照明器具が劣化(そのまま)
  • カーテンレールライナーがほぼ割れていた(自分でなおした)
  • 洗濯機の蛇口に穴(なおしてもらった)
  • 風呂場のシャワーホースに穴(なおしてもらった)

キッチンや洗面所などの照明は劣化しています。

入居時にほとんどのカーテンレールライナーが割れていました。これは原状回復に含まれています。それよりも、以前の住人はカーテンつけていなかったのだろうか、と疑問でした。

洗濯機の蛇口と風呂場のシャワーホースは、入居後すぐに穴が開いていると気づきました。これはすぐに対応してくれました。

17.パンクや壊れてる自転車が増えていった

宿舎の自転車置き場・壊れている自転車が増えていく

自転車置場には、はじめ3台くらいのパンクした自転車が停めてありました。

引越しで置いていったのかな、と思っていましたが、真実はわかりません。その後、どんどん壊れた自転車が増えていき、駐輪場の隣にまで停められるようになっていました。

18.インターネット問題

宿舎によって、それまで使っていたインターネットプランが使えないことがあります。

また、NTTを使っている場合、西日本と東日本で2つの地域会社に分かれています。これにより、手続きがちょっとややこしいな、と感じました。

19.玄関先のクモの巣や虫

写真は汚いので控えます。

掃除していても、早いペースで蜘蛛の巣ができます。また虫の死骸が多い。

20.窓ガラスが薄い

冬に雪が降ることはほぼないのですが、山に囲まれた地域でしかも山の中腹だったため、冬の朝と夜はひどい底冷え。

この地域出身者から、次のような話を何人かから聞いたことがあります。

北海道や青森などの地域から引っ越してきた人が、こちらの地域の方が寒い!という

寒いのに、宿舎の窓は薄っぺらかったです。寒さ対策用のプチプチを貼ってました。

21.インターホンが古い

古い公務員宿舎のインターホン

ボタンを押すと「ブー」とちょっと間抜けな音が鳴ります。改修工事していた部屋は、新しいカメラ付きのインターホンです。

22.収納スペースが少ない

全体的に収納スペースが少なかったです。

玄関に棚がなく、鍵置き場にも困りました。

23.入居率2割切る棟

誰も掃除しない宿舎の棟

敷地内には複数棟あり、そのうち入居率が2割切る(2023年夏時点)の棟がありました。誰も使わない階段もあり、落ち葉がたまったままだたたり、掃除されていませんでした。この棟だけでなく、住んでいた宿舎はいずれ取り壊しになると思います。

古くてもカビでもメリットもあった宿舎

2023年7月に退去した宿舎のメリットです。宿舎そのものメリットもありますが、どちらかというと立地上のメリットが多いです。

  1. 住人が少なかった
  2. 自然豊か
  3. 昼間も夜も静か
  4. 産直や道の駅がたくさんある
  5. ツーリングスポットがたくさんある
  6. 徒歩圏内に世界遺産がある
  7. イベント時期に部屋の窓から見れた
  8. 当番などほぼなかった
  9. 近所付き合いはなかった
  10. 宅配業者の人が感じよかった
  11. 宿舎の使用料無料

住人が少なかった

4階建ての宿舎で、同じ階段を使う戸数は8でした。

2021年4月から2023年3月まで、8戸のうち住人は自分たち含め、2世帯~4世帯でした。上下階には誰も住んでいなかったので、音を気にすることはありませんでしたし、他の部屋からの音はありませんでした。2023年4月に少し住人が増えましたが、それでも静かでした。

ほぼ住民がいない棟もありました。

自然豊か

窓を開けると世界遺産の春日原始林が見えました。その他に、若草山や高円山も見えました。

夜中に窓を開けると、草木の香りがしてキャンプ場にいる感じでした。

ツーリングスポットがたくさんある

バイクでほんの数分走ると峠で、バイクや車の運転が好きな人には楽しい環境。

徒歩圏内に世界遺産がある

散歩コースには、世界遺産がありました。休日のみではなく、日常で楽しく過ごせる地域でした。

昼間も夜も静か

キッチン下にいた鹿

静かでしたが、鳥の鳴き声はにぎやか、秋は鹿の鳴き声で起きることもありました。

秋はオス鹿の発情期なので、鹿の鳴き声がします。写真はキッチンの窓から撮影したオス鹿です。

産直や道の駅がたくさんある

道の駅針テラス

写真は道の駅針テラスです。ここは2番目に近い道の駅でした。

宿舎から一番近かった道の駅は、バイクや車で20分弱でした。

ときどき野菜を買いに行っていました。

2022年3月21日、天理市にオープンした道の駅「道の駅 なら歴史芸術文化村」の隣には、フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道があります。

産直も近くにありました。また、イチゴの時期は、農園のイチゴ売りがあちこちにありました。

イベント時期に部屋の窓から見れた

若草山の花火

若草山の山焼きや花火打ち上げ、高円山の大文字送り火、などが部屋の窓からみれました。

当番などほぼなかった

順番にまわってきた当番は2つ。

  • 自治会費の集金
  • ゴミ置き場等の清掃

自治会費の集金は、同じ階段の住人分だけ集め、会計係りのポストへ投函するだけなので簡単。

ゴミ置き場の簡単な掃除をすればよいだけ。何回やったのか覚えていませんが、数回程度だったはず。

年に4回、住人が集まっての掃除がありましたが、1時間で終わり。

また、年に2回消防点検等があり、家にいる必要があったのですが、仕事を休む口実になるのでデメリットではなかったです。

近所付き合いはなかった

そもそも住人が少なかったこともあり、草むしりなどの作業も年4回だったので、同じ宿舎の住人との付き合いはありませんでした。

これは、人によってはデメリットにもなるのかもしれません。

鹿がいた

宿舎の敷地内にいた鹿

宿舎の敷地内に鹿がいました。

鹿嫌いには嫌な環境かもしれません。また、農家の人にとっては迷惑な鹿ですが、住んでいた地域では、鹿は神のつかいとされています。

とはいえ、迷惑だと思う人もいたかもしれません。

宅配業者の人が感じよかった

バン

ネットで買い物好き

とらこ

お届け物が多い家だと思われていたでしょう

配達の方は同じで、感じの良かったです。時間指定していない荷物でも、私の帰宅時間に合わせて届けてくれたりすることもありました。

宿舎の使用料無料

古い宿舎の駐輪場

本文のはじめに記載済みですが、宿舎の使用料は無料でした。

車もバイク2台も無料。写真は駐輪場で、停めているのは、Z125PROとメグロK3です。

唯一払っていたのは、自治会費2,000円でした。

公務員宿舎で困ることまとめ

紹介した古い宿舎のメリットとデメリットについてのまとめです。また、古い新しいに関係なく、公務員宿舎で困ることなど紹介します。

古い公務員宿舎の特徴(デメリット)まとめ

すべて、「可能性がある」話です。

  • 前の住人が退去してから時間が経っている場合は、室内がくさいかも
  • 劣化した個所を修繕していないかも
  • 地域によっては湿気でカビに悩むかも
  • ホコリで悩むかも
  • お風呂にコバエなど発生するかも
  • カメムシやそのほかの虫に悩むかも
  • 窓ガラスが薄いかも
  • 設備が古いかも

カーテンの長さがわからない

住所を聞いたあとに、Googleマップで外観を確認したり、余裕があれば現地に行って外観を実際にみることはあります。

しかし、入居するまで正確なカーテンの長さがわかりません。間取り図をもらえる場合は、窓がいくつあるかの確認は可能。

買い替えておきたくても、サイズが違ったらもったいないので、引っ越すまで古いカーテンを持っていきます。そしてそのまま使って、気づくとボロボロなカーテンのままだったり・・・なんてことも。

トイレにウォシュレット便座がない

とらこ

私はなくても問題ない

どうしても欲しいのであれば、買ってつければよいでしょう。

公務員宿舎に対する不満の声

インターネット上では、公務員宿舎に対する批判の声が見られます。回答は事実と私の考えです。

公務員宿舎の家賃がなぜ安いのか?公務員の収入も高いのに、なぜそんなに優遇されているのか?

公務員宿舎の家賃が安くても損失は大きいです。

2020年から、引っ越し費用(移転料)は実費支給に変更されましたが、配偶者などが扶養に入っていない場合は、引っ越し費用の半額しか支給されません。

国家公務員の引越し費用(移転料)の実費支給でも赤字

また、退去時には原状回復費用が発生します。

その他に、家族が一緒に引っ越す場合は、配偶者などは新たに仕事を探さなければならず、その場合は収入が低くなることも考えられます。仕事が見つからなかったり、近所に知り合いがいないことにより、転勤族の妻が「うつ」になる話はよく聞きます。病気になった場合、働くことはできなくなります。

一箇所に長期間住み続けていれば、安定した給与を受け取れるかもしれませんが、転勤はそのような損失要素が存在します。

公務員の収入に関しては、初めはかなり低いものです。年齢とともに昇給していく傾向がありますが、長期的な視点で見ると、公務員の収入は必ずしも高額とは言えません。

環境で困ったこと

宿舎自体ではありませんが、最寄り駅まで徒歩40分かかりました。

バスを使う場合は、バス停までタイミングが悪いと10分。信号待ちで最大3分待つことがありました

住んでいた古い宿舎の間取り図と写真

昭和50年台はじめに建てられた公務員宿舎の写真等です。

間取り図

古い公務員宿舎の間取り図

この間取り図は、入居時に貰った資料です。これはb規格ですが、住んでいたいのはc規格です。上記間取り図の4.5帖の部屋が6帖でした。

各部屋

居間です。

古い官舎の和室

居間の隣の和室です。

この写真は引っ越してきたばかりの頃に撮影しました。すべての網戸が部屋の中に置いてありました。

居間から見た和室です。

居間から見たキッチンです。

玄関に近い和室です。

玄関近くの和室から見たバルコニー(ベランダ)です。

お風呂場

古い宿舎のお風呂

古い公務員宿舎では、「バランス釜」で嫌だ!

なんて話も聞きます。「バランス釜」は浴室内にガス給湯器があり狭いです。

住んでいたい古い宿舎は、屋外に出っ張っているタイプの給湯器でした。追い炊きもできました。ただし風呂釜の下に隙間があり、きれいに掃除できません。

宿舎にいた鹿

記事内ですでに記載していますが、鹿がいる宿舎でした。ときどき狸も出ました。

2021年7月・夜中

鹿は寒い時期になるとあまり見かけなくなります。春頃からやってくるようになるのですが、毎年違うパターンでした。

2021年9月

1回目の夏は、宿舎の隣の敷地の木陰によく来ている鹿がいました。2年目と3年目は、ここには来ませんでした。

2022年7月

2022年に産まれた小鹿です。

2022年の秋頃から、敷地内に鹿がしょっちゅう来るようになりました。奈良公園のシカと違って、人が近づくと逃げます。

2022年9月頃から、雄鹿が現れるようになった。まるで自分の家のようなふるまい。臭い。

2023年の夏頃は、朝7時前後にやってきて、日中は木陰で座り込み。夕方にいなくなり、夜中に草を食べにくることもありました。

まとめ

この記事では、私が住んでいた古い宿舎のメリットとデメリットを紹介しました。ただし、宿舎といっても、その土地の環境によって住みやすさは異なると思います。

宿舎に住むことを決めたとしても、事前にその宿舎の情報はほとんど手に入りません。実際に住んでみないと分からないのが宿舎の特徴でしょう。

また、直前まで入居できる宿舎が決まらないこともあります。

金銭的に余裕があり、宿舎入居の条件がない場合は、賃貸住宅をはじめから選択するのもありだと思います。

参考:東京23区内の公務員宿舎のメリットとデメリット

お金の面は考えてしまうな・・・という人は、宿舎の使用料や住む地域の相場を比較して、賃貸物件と費用が変わらないか、もしくは安い場合は、賃貸を選択した方が良いかもしれません(ただし、探し方によっては初期費用がかからない物件もあります)。

また、単身赴任の場合はシェアハウスを選ぶことも考えられます。私自身、過去にシェアハウスに住んでいたことがありますが、公務員の方々とも出会いました。シェアハウスのメリットは、入居時の費用がかなり安いこと、また家電等はそろっているので、段ボールを宅配業者で送る引っ越しや自分の車だけでの引越しが可能です。

目次