「奈良公園」ってどこ?
改めて考えたときに、どこなのだろうかと疑問に思ったことがありました。ある日、図書館で「奈良公園はどこか」について書かれた本を見つけ、読んでみたら複雑な公園だと知りました。
2つの法的根拠の「奈良公園」です。
- 都市公園法:奈良県立都市公園奈良公園
- 文化保護法:名勝奈良公園
この2つの「奈良公園」の範囲に違いがあります。
本記事では、奈良県立都市公園奈良公園と名勝奈良公園の範囲について詳しく解説します。
奈良県立都市公園奈良公園都市公園法
奈良県立都市公園奈良公園は、一般的に理解されている奈良公園は660ヘクタールもある広大な公園です。都市公園法に基づく都市部に位置する公園であり、市民に快適な環境を提供することを目的としています。
- 名称:奈良県立都市公園 奈良公園
- 開設年月日:明治13年2月14日
- 総面積:511.33ha
雨の日に雨宿りしようとしたら、鹿に占領されていました。
奈良公園・平坦地
総面積は、48.77haです。
- 瑜伽山園地
- 吉城園
- 登大路園地
- 浅茅ヶ原園地
- 荒池園地
- 浮雲園地
- 春日野園地
- 猿沢池園地
- 茶山園地
社寺所有地は含まれません。
奈良公園・山林部
総面積は、462.56haです。
- 若草山
- 春日山原始林
奈良県の公式サイトで「奈良公園について」のキーワードで検索すると、「奈良公園について」のタイトルで詳しく記載されています。
名勝奈良公園
文化保護法に基づく特別名勝に指定された公園であり、主に文化財を保護することが目的です。
興福寺や東大寺の境内地や県庁、県文化会館や登大路に面した博物館隣接の一般民家までも含まれます。ただし、以下は含まれないのでややこしい。
- 御蓋山
- 春日大社
- 飛火野
一般的な「奈良公園」
私が奈良公園と思っていた場所は、社寺を含まない平坦な緑がある園地だと思っていました。
観光のガイドブックでは、「古社寺の境内を含めた」と記載されていたりします。
一般的には、「奈良県立都市公園奈良公園」+「名勝奈良公園」-「一般民家」と考えられているようです。
まとめ
奈良県立都市公園奈良公園と名勝奈良公園の違いについて、そして奈良公園の範囲について紹介しました。この違いは観光で奈良公園に訪れたとき、何も気にすることではありませんが、それぞれに特徴があります。
奈良公園を訪れる際は、地図や案内板を参考にしながら、自分の興味や時間に合わせて散策することをおすすめします。奈良の歴史や文化に触れながら、美しい景色や鹿とのふれあいを楽しんでください。