2022年8月に購入したZ125PROのレビューです。
Z125 PROは、通勤や街乗りに最適な小型バイクで、初心者にも扱いやすい特徴を持っています。それでいながら、スポーティなデザインやパフォーマンスも楽しめるモデルです。
スーパーネイキッド「Zシリーズ」の中で一番小さな「原付二種モデル」で、軽くて扱いやすく価格は30万円台。
2020年10月1日に発売されたモデル以降の国内導入予定なし、生産終了です。私が購入したのは、最後のモデルでした。
上記記事は、125CCのバイクに乗り換えてから1年半後の感想です。
カワサキZ125PROの仕様
カワサキZ125PROは、パワフルでスポーティな小型バイクです。
Z125PROって生産終了!?
Z125PROを購入するきっかけは、カワサキプラザに行ったことがきっかけ。
メグロK3の注文のとき
店頭にあったZ125PROをみて驚いたのは、価格が安いこと。
なんでこんなに安いのでしょう・・・
とお店の方に聞いたら、ABSがないですから、と言っていました。
バイクの安全装置であるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が義務化されましたが、安価なバイクにABSを追加すると、経済的に採算が合わない可能性があります。
もともと安いバイクにABSつけるなら、生産終了したくなるよな。
スペック
Z125PROのスペックです。
メーカー | カワサキ |
車名(通称名) | Z125 PRO |
型式 | 2BJ-BR125H |
発売日 | 2020年10月1日 |
総排気量 | 124cm³ |
燃料タンク容量 | 7.4L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料消費率(km/L) | 50.0km/L (国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時) |
エンジン種類/弁方式 | 空冷4ストローク単気筒/SOHC 2バルブ |
最高出力 | 7.1kW(9.7PS)/8,000rpm |
最大トルク | 9.6N・m(0.98kgf・m)/6,000rpm |
出展:カワサキモータースジャパン
ならし運転
カワサキモータースジャパンの公式サイトに、「ならし運転条件の変更について(2021,03,12)」記載があります。これは、最初の1,000kmを走行するまでのならし運転(399cc以下)の目安です。
走行距離 | エンジン回転数 |
---|---|
0~200km | 4000rpm |
200~350km | 6000rpm |
350~1000km | 控えめな運転 |
カワサキZ125PROの主要な部分とカスタム
Z125PROの写真とともに、各部分の説明です。
コンパクトなバイク
鹿と比べたサイズ感です。
コンパクトなバイクの一番の良さは、軽くて取り回しが楽なことです。駐車場での移動や交通渋滞時の操作、狭い道路や曲がり角での操作など、制御がしやすいです。
足つきと跨った感じ
シート高さは780mmなので、小柄な方でも足つきは良いでしょう。
私の身長は166cmで、地面にべったり足がつきます。
跨った感じは、「乗車インプレッション」にも記載していますが、シートが固いので長時間乗っていると、おしりが痛くなります。
足つきの話と関係ないですが、鹿ってバイクを生き物だと思っているんじゃないかと思う。奈良公園から離れた住宅街にいる鹿は人間が近づくと逃げるけど、バイクには近づいてきます。
ドライブレコーダー
Z125PROの納車後すぐに、ドラレコを取り付けました。
メーター周り
メーターパネルは、アナログのタコメーターとデジタルのスピードメータで、私はカッコイイ、と思っています。
シフトポジションの表示もあります。
「SP connect」は、スマホを簡単に取り付けられるコネクタです。
コネクトと別に、専用のスマホケースが必要です。
私のバイクは取り付ける場所がなく、空いている場所につけましたが、この位置はタコメーターが見えなくなります。
マウントバーをつけるなど、工夫が必要。
ブレーキ&クラッチレバー
純正レバーは長いです。私は操作しにくいと感じます。安いショートサイズに変えました。こちらの方が、手が疲れません。
ヘッドライト
左の写真は購入直後に撮影。右は格安のLEDに変えた後の写真です。ライトをつけている状態ですが、日中ということもあり、ついているかわかりません。
デザインは角ばっていて、ボリューム感があります。
ライトは、暗いハロゲンランプなので、LED化を試みました。安いLEDに交換後、しばらくしてつかなくなり、一度純正に戻しました。
その後、再度安いLEDを取り付け。気になっていたことがあり、スフィアライトサポートセンターに電話問い合わせしましたが、私が取り付けたLEDは暗めなことがわかりました。
荷物の積載能力なしだがリアボックス解決
購入した状態のままでは、積載能力なし。
私はリアキャリアとベースプレートを取り付け、リアボックスを利用しています。デメリットは、「ダサイ」ことで、気にならないのなら、リアボックスは便利です。
エンブレム
エンブレムを変えました。左は購入直後のZ125PROです。
エンブレムは、カワサキオンラインショップで購入。シールタイプで貼るだけです。
燃費は良い
カワサキモータースジャパンのサイトに掲載されている情報では、60km/h、2名乗車時の場合、50.0km/Lです。
- 買い物へ行くときによく利用していて、街中走行の場合だと、45.0km/L前後です。
- 信号があまりないような場所へ、長い距離を乗るときは、50.0km/L前後です。
以前乗っていたバイク「MT07」のときは、30.0km/L前後だったので、今のバイクの燃費の良さには満足です。
二人乗りできるけど・・・
Z125PROは二人乗り可能ですが、一度も二人乗りをしたことはありません。
タンデムは、メグロK3で時々後ろに乗るけど、私のバイクではタンデムはちょっと嫌だな。MT07でも嫌だった。
カワサキZ125PROの乗車インプレッション
Z125に乗るのは2回目です。
以下は良いも悪いもない感想。
視界がひろい(バンディットとの比較)
Z125PROの残念なところ
- メータが見にくい
- シートが固いのでお尻が痛くなる
- シートの後ろに座りたいが、前側に座る感じになる
- チェンジペダルが空振る
- 2速のエンジンブレーキが強い
- 3速と4速の間にもう1つ欲しい
(3速と4速の差がありすぎる)→ギア比をシンクロにしてほしい - エンジンスタートの時、セルモーターがうるさい
- シフトが滑らかすぎる、クリック感がない
(125CCのバイクはこんなものなのか!?)
Z125PROの良いところ
- 35万円にしてはよくできている
- ブレーキが良くきく、リアとフロント両方
- よく走る、2速~3速をひっぱって乗るエンジン
- 高回転を楽しむ、まわして楽しむエンジン
- レッドゾーン手前まで引っ張って乗るとポテンシャルが発揮する
- ボタンの質感が良い(MT07と比較すると)
- エンジン音が良い
- 燃費が良い
Z125PROのオーナーのレビュー
上記にないことで補足
MT07との比較ですが、ニュートラルが入るって楽だわ!
MT07はニュートラルが入りにくく、バイク屋さんでみてもらっても改善されませんでした。渋滞したときは左手が痛くなってました。
まとめ・Z125PROは気軽に乗れて楽しいバイク
Z125PROに乗り換えて以来、私のバイクへの乗る頻度が大幅に増えました。なぜなら、Z125PROはコンパクトで取り回しがとても容易なため、乗ることが億劫にならないからです。
また、Z125PROは燃費も良く、ランニングコストも抑えられるため、経済的な選択肢でもあります。これによって、バイクへの乗る楽しみが増し、自然と頻度も上がっていきました。
Z125PROについては、人によって意見が分かれることがあります。一部の人からは不人気という意見も聞かれるかもしれませんが、私は満足しています。
Z125PROを新車で購入することは難しいかもしれませんが、中古車市場では見つけることができるかもしれません。