奈良県大和郡山市にある寺矢田寺は、日本の地蔵信仰の発祥地である、大和盆地を望む丘陵の中腹に位置するお寺です。
「あじさい寺」としても知られており、境内一面に約60種類、約10,000株のあじさいが咲き誇り、まるで虹の国を散策しているような感覚に浸ることができます。
ただし、紫陽花の時期は、非常に混雑します。紫陽花の時期以外に訪れると、ほとんど人はいません。
国宝を拝観しに行った円成寺で知った「大和十三佛霊場巡り」の2回目です。
天気予報では昼頃の気温は30度。曇り空だったので、熱中症にはならないだろうと思いお寺へ行くことにしました。
大和十三佛霊場巡りとは
十三仏信仰は古くから日本で広く信仰されてきました。
仏教では魂が永遠に生まれ変わると説かれ、十三仏は私たちの魂を守護し、より良い人生へ導いてくれるとされています。大和路の十三ヶ寺によって大和十三仏霊場が開かれ、美しい大和路を訪れて先祖供養や諸願成就を祈り、豊かな生活を築くことができます。
大和十三佛霊場巡りをはじめたのは、第一三番の「円成寺(えんじょうじ)」へ国宝・大日如来坐像を拝観した日です。
矢田寺の駐車場
境内南入り口近くにある駐車場は無料です。間違えて矢田寺前バス停のすぐ近くにある民間の駐車場に停めました。
無人の駐車場で、入口に「500円」と書いてありました。
「 大和十三佛霊場巡り」 をはじめようと言い出したのは、バンさん。四国お遍路では寺に全く興味なかったのですが。
仏像の写真を撮りたい
寺というよりも仏像に興味があるらしい。
矢田寺表参道
何時から御朱印をいただけるのか不明でした。矢田寺のサイトには、拝観時間の記載なし。
お寺の本には、8時半と書かれていたり、9時からと書かれていたり、9時半からと書かれていたり、バラバラでした。
矢田寺はあじさいのお寺ともよばれているので、あじさいの時期に行きたかったけれど、もうとっくに時期が終わっていました。
「あじさい」みたいな花だけど、これはランタナでしょう。ランタナ(Lantana)は、一年草または多年草の植物で、主に熱帯や亜熱帯地域に自生しています。一部の地域ではランタナが侵略的な外来種として問題視されています。
矢田寺(金剛山寺)
- 大和十三仏霊場第五番
- 大和北部八十八カ所霊場第五十五番
- 山号:矢田山
- 宗派:高野山真言宗
- 御本尊:延命地蔵菩薩
矢田寺は高野山真言宗の山寺で、の正式には金剛山寺です。
矢田寺の山門~本堂へ
山門から本堂までの階段はなかなか運動になります。階段途中で振り返ると素晴らしい景色。写真を撮っていませんが。
本堂手前に味噌なめ地蔵。
矢田寺の本堂
拝観料はあじさいの時期の6/1~6/30で500円。8月だったので拝観料なし。
矢田寺八十八カ所へんろ道
本堂の裏側に、矢田寺八十八カ所へんろ道があります。
四国霊場の各お寺の本尊様と弘法大師様を石仏で現わし巡拝できるらしい。
里山の中を歩く一周約3.5キロの巡拝コースとのことで、暑いので今回はやめました。
場所:奈良県大和郡山市矢田町3549
矢田寺の御朱印
御朱印は山内寺院のいずれかでいただけます。
南僧坊へ行ったら誰もいなかったので、 北僧坊へ 行きました。この時の時間は9時ちょっと前。
北僧坊手前で老猫に出会いました。
インターホンを鳴らしたら、小さな女の子が対応してくれました。