奈良市にある「奈良奥山ドライブウェイ」は3つのコースがあり、「奈良奥山コース」は世界遺産の「春日山原始林」の中を走ることができます。
- 新若草山コース
- 奈良奥山コース
- 高円山コース
「奈良奥山コース」は、バイクの種類によっては走りにくいかもしれません。
事前にどんな道か知っておくことで、走ってみようか、またはやめておこうかの判断ができるかと思い、記事で紹介することにしました。
奈良奥山ドライブウェイのコース
距離からすると高い料金の有料道路です。
料金と営業時間
125cc(原付二種)も走れます。
新若草山コース~奈良奥山コース~高円山コースの13kmを走る場合の料金です。
- 二輪車:780円
- 軽自動車:1,350円
- 普通自動車:1,860円
営業時間はコースによって変わります。
- 新若草山コース:8時~23時
- 奈良奥山コース:9時~17時
- 高円山コース :8時~18時半
マップで見るコース
奈良奥山コースのスタート地点にあるマップです。
Googleマップでの「奈良奥山ドライブウェイ」のルートです。
- 新若草山コース(A~B)3.7km
- 奈良奥山コース(B~C)4km
- 高円山コース(C~D)5.3km
新若草山コース
このコースは、若草山へ行って戻る(往復)こともできます。往復の場合は、380円(二輪車)
東大寺大仏殿ビューポイントからみた東大寺大仏殿です。
若草山の山頂へ行きたいけれど、登るのは大変!という人は、バイクや車でこのコースを走れば楽々。
若草山の山頂の駐車場から若草山まで歩いて1分くらい。
新若草山コースの営業時間は、23時までなので夜景をみたり、夜景の写真を撮ったりするのも楽しい。気を付ける点は、新若草山コースの道に街灯はないので真っ暗です。
奈良奥山コース
世界遺産の春日山原始林の中にある道を走ることができます。
ただし、ほぼ砂利道。
ここは何度か歩いたことがあり、どんな道がわかって走りました。
少し走って後悔。戻ろうか悩みました。
奈良マラソンの迂回ルート(無料)で案内されたので走ったことがある。二度と走りたくない。
この道を走って楽しいバイクもあると思いますが、私のバイクでは(私は?)楽しむ余裕がありませんでした。途中でバイクを停めて写真を撮る余裕すらなかったので、バイクと春日山原始林の写真が一枚もありません。
下の写真は、奈良奥山コースを歩いたときに撮影しました。
このコース以外は徒歩と自転車での通行はできません。
カーブはアスファルトの場所もありますが、ほとんどが砂利道。
人工林区域もあり。
このコースは歩く方が好き。
高円山コース
アスファルトの道なので走りやすいです。
柳生街道散策コースから高円山コースへ
料金所を通らずに奈良奥山ドライブウェイの「高円山コース」へ入れる道があります。
ドライブウェイの東側に走るr184(須山西挟川線)から西方向につながっている舗装道(石切峠へ通じる道)を約500m進むと、左手に公衆トイレがあり、更に200m進むと右手に民家が立っています。ここが峠の茶屋で、柳生の旅人たちが必ず立ち寄っていたと言われていてますが、現在営業しているのか不明。
峠の茶屋から700m進むとドライブウェイにぶつかり、左折すると高円山料金所へたどり着きます。
Googleマップ上のピンク色のマーカー「奈良奥山ドライブウェイへ」の場所
この道は、柳生街道散策コースで知られている道です。私はこの日、r184(Googleマップ上の黄色のマーカ「スタート」)から走りました。
峠の茶屋から700m進むと、奈良奥山ドライブウェイの高円山コースへ出ます。峠の茶屋は閉まっていました。
奈良奥山ドライブウェイへ出てすぐの場所に、「有料道路」の案内があります。
高円山コースの往復の料金は430円ですが、ここから高円山コースを走る場合は、片道料金の320円です。
駐車場から歩いて600mで地獄谷石窟仏へ行けます。
この案内に書いてある「春日山原始林」と「滝坂の道」の説明はわかりやすい。
高円山の大文字送り火の場所へ
頂上展望所から12~13分歩くと「高円山の大文字送り火」の場所へ行けます。
以前、高円山へ登ったことがあるのですが、今まで上った低山の中で一番ワイルドな道でした。
この日、高円山コースを走りたかった理由のひとつは、大文字送り火の場所へ歩いて行くことでした。歩いてすぐの道のわきに、サビたガードレールが埋もれていました。なんでだろうか。
方向があっているのかわからず、スマホのマップを確認しながら歩きました。途中で下りの長い階段があり、数えたら137段。もしかしたら数え間違えで138段。
到着。誰もいませんでした。
歩いている途中で、「きゅいーん」という鳴き声とガサガサ音。
あ、鹿だ、とすぐわかるようになっていますが、鹿の鳴き声を知らなかったら怖かっただろう。
この後は駐車場へもどり、高円山の料金所まで走りました。高円山コースの途中には、住宅があり「私有地につき立ち入り禁止」(確かそんなこと書いてあった)の看板があります。住んでいる人たちは、この有料道路を通らないと出かけられないし帰れない。料金ってどうなっているのだろう。
高円山コースの片道料金
新若草山コースから走った場合は、チケットを渡され料金所でそのチケットを渡します。
チケットはないので料金所でどこから入ったか聞かれ、「峠の茶屋」から、地図をみていて走れそうなので来たと答えました。
近くにゴルフ場があり、ナビで「奈良奥山ドライブウェイ」を案内されて入ってくる人がいるそう。
私のようにわかっていて走るのは珍しいようだ。
まとめ・奈良奥山コース以外はまたバイクで走りたい
奈良奥山コースがどんな道かわかっていて、バイクで走ってみました。
- 新若草山コース(A~B)3.7km
- 奈良奥山コース(B~C)4km:Aからの一方通行
- 高円山コース(C~D)5.3km
これはバイクの種類によっても変わってくるとは思いますが、私のバイクでは思ったより走りにくいと感じました。
ハイキング途中で、この奈良奥山コースを大きなバイクで走っている人を何度か見ていますし、YouTubeでも動画をあげている人がいます。運転が上手な人は問題ないかもしれません。