淡路島へのフェリーを利用した旅行で、一般的には明石(兵庫県)と淡路島を結ぶ高速船、淡路ジェノバラインが有名です。
実は他にもフェリー(深日洲本ライナー)で行くルートがあります。
大阪の南、和歌山県和歌山市のすぐ北に位置する岬町の深日(ふけ)港から発着するルートで、たった55分で大阪から淡路島へ行くことができます。
- 深日洲本ライナーは、限定運行
- 車やバイク、ママチャリのような自転車は積めない
ただし、スポーツサイクルはOK
2023年8月に、深日港から洲本港へ行く深日洲本ライナーで、淡路島へ行ってきました。その際のチケット購入から、乗船予約、乗船前等の方法をまとめました。
深日洲本ライナー
深日洲本ライナーは、大阪府岬町の深日港と洲本市の洲本港を結ぶ旅客船です。運行は一年中ではなく、限定運行です。
運行時期と一日の本数
- 運行期間:2023年(令和5)年は、5月3日~11月5日までの土・日・祝日リスト
- 深日港~洲本港:4便
- 洲本港~深日港:4便
乗車料金
- 中学生以上:1,500円
- 小学生:500円
- 未就学児:無料
スポーツサイクルは別途300円必要です。
往復の場合は、1割引きです。
乗車方法
インターネットもしくは電話で、事前予約が必要です。
私は乗船の2日前にインターネットで予約しました。
キャンセルや乗船時刻の変更をする場合は、電話で受け付けしています。
乗船は出発の10分前からです。その前に、発券所で乗車券を購入します。事前にお得な切符を購入している場合も、発券所へ行きます。
- 深日港発券所:深日港観光案内所「さんぽるた」
- 洲本港発券所:洲本ポートターミナルビル
お得な切符
南海電鉄で販売している「うみまち39きっぷ」がお得。このチケットは、南海電鉄の窓口で購入できます。
南海電鉄1日フリー乗車券と深日洲本ライナー往復乗車券がセットで、3,900円です。
深日洲本ライナーの往復料金は、2,850円です。この料金に南海電鉄の片道料金570円以上の場合は、日帰り旅行でお得。
駅名 | 電車賃 | 深日洲本ライナー 含む合計金額 |
---|---|---|
岸和田 | 570×2 | 3,990円 |
なんば | 810×2 | 4,470円 |
宿泊旅行の場合は、電車代と深日洲本ライナーで買った方が安いです。ただし、南海電鉄で途中の駅で降りたり乗ったりするなら、「うみまち39きっぷ」の方が安くなることもあり。
深日港から洲本港へ体験記録
深日港観光案内所「さんぽるた」(発券所)へは、南海電鉄の深日港駅から徒歩3分なので近いです。
デメリット:深日港まで電車で行く場合は、深日港駅への電車の本数は少ない。
車やバイクの場合は、深日港に駐車場があります。
真夏だったので、バイクに乗る気がせず、電車で行きました。
南海電鉄
みさき駅公園で多奈川線に乗り換えます。
みさき公園駅から2駅で深日港駅に着きます。
駅を降りてすぐの景色です。港が見えます。
深日港駅のすぐ近くに、カフェがありますが、平日のみの営業。
乗船前
深日港観光案内所「さんぽるた」へ行き手続きをします。「うみまち39きっぷ」を購入している場合も、「さんぽるた」へ行きます。
私は1便の8時発で、35分前には「さんぽるた」に着きました。中にはトイレあり。また、座れる場所もあるし、冷房がきいているので快適です。飲食はできません。
予約確認後に、乗船券を渡されます。
深日港には、釣りをしている人がいました。
乗船
出発10分前から乗船開始。
船の後方には、トイレあり。船が出発してしばらくすると、係りの人が来て船の後方に座っていました。100円でドリンクを購入できます。
船内の様子。行は人が多くて写真を撮ることができなかったので、帰りの便の写真です。
深日港を出発。55分の船旅ですが、わくわくしました。
しばらく進むと、海面にたくさんの鳥が浮かんでいました。
拡大写真です。
あっという間に、洲本港に到着します。
洲本港周辺で遊ぶ
淡路島での移動は、徒歩だと限界があります。事前に余裕持って、旅の計画をすることをおすすめします。
と言いつつ、私は突然淡路島へ行きたくなり、2日前に乗船予約しました。
淡路島での移動方法
- レンタカー
- レンタル自転車
- レンタルバイク
- 徒歩
- バス
今回私は徒歩だったので、洲本港近くのみの観光でした。
レンタカー
洲本港近くにレンタカー屋さんがいくつかあります。ひとり旅だと割高になるのでやめました。
レンタル自転車
洲本港から徒歩5分の場所にある「観光案内所」で自転車を借りれます。電動自転車もあり。
自転車をレンタルしようとして、事前に電話予約しようとしたのですが、何度電話してもつながりませんでした。当日、観光案内所へ行き係りの人に話しかけたのですが、案内所の奥へ行っていまい呼んでも出てきませんでした。
結果、徒歩での観光。
レンタルバイク
最初、バイクをレンタルしようとしたけれど、真夏は危険なのでやめました。
検討したレンタルバイク屋さん「淡路・SHIMACAM」は、洲本港から4.1kmあり徒歩はちょっと遠いです。
レンタルバイク車両料金6,000円以上の場合は、洲本港近くまでの送迎あり。涼しい時期に行く機会があったら、今度はレンタルバイクで淡路島を走りたい。
洲本城跡
洲本港から30分くらいで洲本城跡へ行けます。
洲本港からすぐの場所です。写真左上に洲本城跡の模擬天守閣が見えます。マルナカ、懐かしい。
思ったよりも高い場所にあり、時間かかりそうだなと思ったけれど、せっかく淡路島に行ったので登りました。
大浜公園
洲本港から徒歩10分くらいで大浜公園前を通過。
朝9時過ぎの海水浴場です。この時間で既に車の駐車場は満車。
登山道
大浜海水浴場のすぐ近くから、洲本城跡へ行く登山道があります。
自転車を借りなくなくて正解でした。
まっすぐ進もうとしたら、通行止め。
別リートあり。
登山道は急な道が続きます。夏は汗だく。
天守閣へ
洲本城跡は、標高133mの三熊山山上にあります。
ここからの景色は絶景です。
ここには、休憩場所があります。右側の建物内で、飲み物の販売をしています。
洲本港近くでランチは11時以降
洲本港から歩いて行ける場所でランチする場合は、11時以降から開店するお店が多いです。上の写真は、「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに)」で、ランチは11時半から。特産品の物販は10時から。
S BRICKは、10時から営業しています。メインはチーズです。ケーキと飲み物もあり。
JA淡路日の出 御食菜采館(みけつさいさいかん) 洲本店は、野菜や総菜、弁当等売っています。
玉ねぎ買いたかったけど、重いので諦めました。
洲本城跡へ行った後に、腹ペコだったので御食菜采館でミニちらしを購入。外のベンチで食べました。
時間が余ったときに過ごせる場所
S BRICKの隣には、洲本市立図書館があります。
ここは行きの船で、隣に座っていた岬町の方に教えてもらった場所です。1日でも過ごせておすすめ!と言っていました。
図書館から少し先には、イオンスタイル 洲本があります。
マンホールカード集め
洲本市のマンホールです。
GKPは、世界に誇れる文化物である日本のマンホール蓋を国民の皆様に楽しく伝えるとともに、下水道への理解・関心を深めていただくためのコミュニケーションツール「マンホールカード」を、全国の地方公共団体と一緒に発行しています。
引用元:下水道広報プラットホーム(GKP)より
洲本市は、洲本市役所でカードをもらえます。
場所:兵庫県洲本市本町3丁目4−10
淡路島から大阪へ
洲本港から深日港へ。
この日はマンホールカード集めをする予定でしたが、あまりにも暑すぎて予定変更。途中下車して道の駅と関西空港へ行きました。
道の駅みさき
南海電鉄みさき公園から徒歩15分の場所にある道の駅です。
目的は道の駅スタンプ。ついでにおなかが空いていたので、味噌カツ丼を食べました。
場所:大阪府泉南郡岬町淡輪5654−3
関西空港
関西空港へは、南海電鉄やJRで行くことができます。関西空港のある人口島まで、海の上を走る電車に乗ってみたかった、というだけの理由で行きました。
関西空港飛行機を近くで見たい人や撮影したい人は、スカイビューがおすすめ。私はこの日疲れ切っていたため、行っていません。スカイビューは、電車で関西空港へ行った場合、バスでの移動です。
まとめ
大阪の南、ほぼ和歌山から淡路島へは、深日洲本ライナーを利用するとたったの55分で行くことができます。
淡路島での観光を歩きだけでも十分楽しめます。今回の記事には記載していませんが、洲本港から歩いて行ける範囲にある「レトロこみち」あたりには、飲食店が多くあります。
深日洲本ライナーの注意点は、限定運行のため、いつでも行けるわけではありません。また、1日に深日~洲本4便、洲本~深日4便と本数が少ないです。
泊りがけでの旅行なら、レンタカーやレンタルバイクで、洲本以外の場所も観光して楽しむことができるでしょう。