香川県高松市から足摺岬は片道約300kmあります。全て高速道路利用はできません。途中で高速道路は終わります。
同じ四国でも遠いです。香川で生まれ育った方で、足摺岬や室戸岬へ行ったことないって話は何度か聞きました。「どこにあるんだっけ?」って質問されたこともあります。そんな足摺岬へ先週末にようやくへ行くことができました。先月2度も悪天候でキャンセルとなった足摺岬行き。
13回目のバイクお遍路で38番から再開
朝の3時前に出発し、5カ所巡りました。こんなペースで寒くなる前にお遍路終わるのかな。今年が終わったら、次にバイクで行けるのは春頃です。
自宅から41番の龍光寺まで走った距離は約450km。その後宿泊先のライダーズイン四万十まで約50km。本来なら42kmくらい。ナビ通り走っていたら違う場所へ連れていかれました。
足摺岬はしばらくいけないだろうなと思っていたので、38番以降を飛ばし66番~75番までを巡り終えています。そして今回再び38番から巡りました。
- 予定(巡るお寺の数):四国八十八カ所霊場が88カ所、四国別格霊場が20カ所、計108カ所
- 終了:58カ所、53%
- 四国八十八カ所霊場 第38番 金剛福寺
37番・岩本寺から約85km
私の場合は自宅からで約300km、ほぼ下道で7時間 - 四国八十八カ所霊場 第39番 延光寺
金剛福寺から約60km、1時間20分 - 四国八十八カ所霊場 第40番 観自在寺
延光寺から約30km、40分 - 四国別格二十霊場 第6番 龍光院
観自在寺から約42km、1時間 - 四国八十八カ所霊場 第41番 龍光寺
龍光院から10km、20分
四国八十八カ所霊場 第38番 金剛福寺
足摺岬のすぐそばにある38番金剛福寺。37番の岩本寺からバイクや車で行く人は下道しかありません。
私は自宅からだったのですが、ほぼ下道。高速道路の無料区間は利用しました。区間は 須崎西IC∼四万十町中央IC間、距離で24km弱です。それでも、ほとんど休憩せずに約7時間かかりました。
金剛福寺までの道のり
高知県南国市(なんこくし)に入ってようやく日が昇り始めました。
デカすぎる標識が気になる
このどこだかわからない場所で写真を撮った理由は、デカすぎる標識を撮りたかったから。前から気になっていた標識です。ようやく近くで見れた。
高知県の黒潮町で休憩
途中で休憩らしい休憩は高知県の黒潮町だけでした。ここの海がとてもきれいだったのでバイクを停めたついでにちょっと休憩。
せっかくなので四万十川を撮影
この場所で停まっていたら数台のバイクが通り過ぎていきました。行く方向は間違いなく足摺岬。この日はとても天気が良かったので、最高のツーリングだったでしょう。
グラトラでも行けた!足摺岬
この写真は2016年12月11日に撮ったものです。バンディッドでのタンデムツー。
そして今回ひとりで行けた、足摺岬!
やってみたかった、この場所でバイクと写真撮影。万次郎さんが後ろ向き。
この場所の隣に車やバイクを停められます。バイクが数台停まっていましたが、金剛福寺ではなく足摺岬観光者がほとんどのようでした。お寺にライダーらしき人は1名しかいなかったので。
金剛福寺の本堂
目的は、お遍路です。すっかり観光しそうになっていました。金剛福寺へ行って目につくのは、たくさんの岩と池。
納経所のある建物の前にある池です。
本堂の裏
本堂の裏へ行くと観音像がたくさん!
大師亀
本堂へ行く途中にある大きな亀の像。
金剛福寺の大師堂
金剛福寺の手ぬぐい
ちょっとブルーっぽく見えますが、白です。ここは珍しく横バージョンの手ぬぐいがありました。
よくある縦の手ぬぐいも売っていました。値段は300円。
足摺岬で観光しよう
2016年12月11日に訪問した時の写真です。
天狗の鼻で太平洋を眺めてみよう
足摺岬を眺望できる「天狗の鼻」という場所があります。
「天狗の鼻」へ行くまでの道は、木のトンネルみたいになってる場所があって、なかなか素敵。ちょっと距離があるけど、楽しいです。
天狗の鼻から見た太平洋。天狗の鼻から灯台が見えます。
足摺岬に宿泊するなら夜ごはん付が良い
この日はこの近くに泊ったんですが、食事なしにしてました。近くで食事しようと思って食べ物屋さんを探したら、ない!
思ってた感じとはちがう。観光地だろうから、いろいろ食堂や居酒屋さんっぽいところあると思っていました。うろうろしてて、観光客向けの食堂のような場所を1か所だけ見つけましたが、入りにくそうでやめました。
その後、バイクに乗ってちょっと走ってみたけれど、コンビニもない。唯一あったのが宿泊先の近くの地元の商店。賞味期限切れちょっと前の弁当2つと菓子パン、カップ麺、それくらいしかありませんでした。とても寂しすぎる食事になってしまいました。
足摺岬周辺に泊るときは、食事付にすることをおすすめします。
ついでに愛媛の写真
訪問日:2016年12月12日
みかん畑とバイク
みかん畑
ガソリンスタンドでみかん販売
宇和島の海
道の駅どんぶり館
四国八十八カ所霊場 第39番 延光寺(えんこうじ)
36番の青龍寺から39番の延光寺はお寺同士の距離が長かったです。38番の金剛福寺から約60kmと少し距離があります。足摺岬から反時計回り、来た道を途中まで戻るルートで走りました。逆の道を走りたかったのですが、ナビでのおすすめルートに従いました。できれば違う景色を見てみたかった。
延光寺の山門
延光寺の本堂
延光寺の大師堂
亀寺「延光寺」の赤亀
延光寺は通称「亀寺」と言われています。
仁王門をくぐるとすぐに「亀」の石像が目に留まりました。赤い亀が背中に梵鐘(ぼんしょう)を背負って、竜宮城から帰ってきた、という伝説があります。本当だったらすごい。
きれいな池だなと思ってよく見ると、亀がいました。
2匹の亀です。
四国八十八カ所霊場 第40番 観自在寺(かんじざいじ)
ようやく愛媛のはじまりです。愛媛県は「菩提の道場」です。
愛媛のはじめのお寺は観自在寺、延光寺から約30kmあります。ここへ来るまでに通る道は、とてもきれいな海が眺められます。あまり時間がなかったので、途中で停まって見たい気持ちを抑えながら走り続けました。
観自在寺の本堂
観自在寺の大師堂
お忘れぽっくり地蔵
このお地蔵さんのとなりに説明書きらしきことが書かれていました。文字が薄くなっていて読めませんでした。忘れてしまいたい記憶こそ、ずっと覚えていて苦しかったりします。そんな記憶を消してくれたりするのかな。
栄かえる
お金と福がかえる、病気が引きかえる
四国別格二十霊場 第6番 龍光院(りゅうこういん)
四国別格二十霊場第6番の龍光院は、四国八十八カ所霊場第40番奥の院です。
龍光院の前
宇和島駅から350mの場所ということもあり、お寺周辺はにぎやかです。
階段の上からは宇和島城が見えます
龍光院は108の煩悩プラス3の階段をのぼる
この石段をのぼると本堂のある場所へ着きます。段数は111段あります。
石段のそばに「111」についての説明がありました。
人間の持つ煩悩「108」 + 三世代 = 111
三世代とは、
- 過去(先祖)
- 現生(自分)
- 未来(子孫)
現世より悟りの世界(彼岸)に至る道。
龍光院の案内図
駐車場にあった案内図です。階段をのぼると本堂と大師堂、寺務所・納経所、稲荷堂、龍雲閣があります。写真の真ん中あたりです。そして上の方に大観音像があります。
龍光院の本堂
龍光院の大師堂
稲荷大明神
念珠
猫もらってください
子猫をもらってください、と貼り紙がありました。近くを見渡すとかわいい子猫が2匹いました。
納経所の方に「引き取ってあげて」と言われました。親猫は野良猫だそうです。
後姿もかわいい。
飼える環境だったら連れてかえってました。もう誰かに引き取られてればいいな。
四国八十八カ所霊場 第41番 龍光寺(りゅうこうじ)
龍光院から10kmと近い場所にあります。
階段をのぼると本堂と大師堂があります。
ここに着いた時間は15時前。出発してから12時間経過し、まともな休憩をしていませんでした。
龍光寺の境内
龍光寺の本堂
龍光寺の大師堂
疲れたときは無理しない方が良い
次のお寺はバイクで10分走れば着く距離でした。しかしもう集中力がなくなっていて続けても意味がないなと思い、ここで終わりにしました。時間が少し経って振り返ってみると、このお寺についてあまり覚えていません。疲れているときは無理してはいけません。この後は約50kmさらに走り、ライダーズイン四万十に泊りました。
13回目のバイクでお遍路・巡拝日:2017年9月9日