津和野へバイクで行けば、観光スポット以外の楽しみ方もできます。
津和野といえば、紅葉の時期が美しい。ちょっと早めのこの時期でも十分に楽しめました。
下道ルートも計画していましたが、初日の天候がイマイチで日程も1泊2日だったため、ほぼ高速道路利用の旅でした。
「津和野」に用事が今回の計画をたてました。用事のあった場所は津和野から少し北へ向かう方向で、県道17号線を走ります。津和野駅周辺を県道17号線を走っていると、「アジサイロード」という道があります。名前の通り林道沿い約2kmにアジサイが植えてある道。この時期なので見れませんでしたが、道自体楽しめます。
津和野ひとり旅でかかった費用と目的
今回の旅でかかった費用は約2万円です。
一番かかったのは高速道路料金です。四国から本州へ渡る以外を下道利用すれば格安旅行が可能です。
内訳
- 走行距離:約740km
- 宿泊費:5,800円
朝食のみ付 - ガソリン代:約3,379円
ガソリン単価の平均(137円)、この時の燃費(30km/L)で計算 - 高速道路料金:9,330円
- 食事代:約1,500円
今回の旅で行きは燃費約32km/L、帰りが約27km/Lでした。行きは少し長めの距離を走る場合の平均値でしたが、帰りが燃費悪い!焦って燃費の悪い走り方をしたのでしょう。
津和野ひとり旅の目的
津和野の旅は2週間前に出雲旅行前日に行く予定でした。
→ ご縁と美肌の出雲へ香川から長距離に不向きなバイクで旅した
旅の予定数日前に台風直撃の天気予報だったため、キャンセルしました。キャンセル後にすぐ宿を探し、空いていた宿を予約。
雨の場合は車で行くつもりでした。そこまでして津和野へ行った理由は、父のお墓参りと津和野の町を見ることです。父と言っても一緒に暮らしていたのは幼少期の頃で、ほとんど父との記憶はありません。この歳になってなんだかわからないけれど、どんなところで生まれ育ったのか見たくなり行くことにしました。
行きの香川~津和野まで、広島で足止め
朝は6時に出発。
曇り空で雨が降るかもしれない感じでしたが、バイクで行くことにしました。
高速道路利用の場合は、「NEXCO西日本」で距離の計算がとても楽だし給油できる場所も簡単にわかり便利です。
事前の給油ポイントチェックが欠かせないバイク
ロングツーリングでは事前に給油ポイントのチェックがかかせない私のバイク。6Lしか入らず、計算上で走れる距離は180kmくらいが限度ですが、だいたい150kmを目安に給油しています。
行きはヤフーカーナビに給油ポイントと立よりポイントを細かく設定していました。そのおかげで道で迷うことはなく津和野まで行けました。帰りは出発時刻と体調と天候でルートを決めようと思っていたのでナビ設定は何もしていませんでした。それが原因で帰りはトホホな結果になりました。
瀬戸大橋を渡る前に坂出で給油
高速料金を少しでも安くするために、坂出までは下道で行きました。
坂出北から高速道路利用
福山サービスエリアで休憩
朝ごはんを食べていなかったため休憩。
尾道ラーメンがうまそうだったけれど、朝からラーメンは重い。何食べていいかわからずとりあえずパン1個のみ食べました。
小谷(こだに)サービスエリアで給油
「NEXCO西日本」のサイトでは坂出北~小谷まで137.5km、バイクのメータでは139kmでした。
「NEXCO西日本」の距離表示はあてになるとわかりました。
広島周辺で豪雨と雷のため足止め
小谷SAを出発してしばらくすると雨が降りだしました。
私は事前にレインコートを着ていたので濡れはしないけど、雨の降り方がなんだか怪しげ。雨宿りすることにしました。
確か沼田パーキングエリアだった気がします。ここですでに雨宿りしてるライダーさんたちがいました。その後、ライダーの団体さんもやってきてバイクだらけでした。
雨雲レーダで確認したら、1時間もすれば雨雲は移動しそうな感じでした。私はそこまで待てず少し降っていたけれど出発。
六日市で給油後、国道187号線で津和野へ
六日市で高速道路を降りてすぐに給油、小谷からの距離は約120kmでした。
津和野駅到着!SLが走っていた
六日市から津和野までは国道187号線で35km弱、約50分くらいで行けます。国道187号線は景色は良いし走りやすい道で気に入りました。
ひとつ意外だったのは、この辺りを走る車のスピード。前方に数台走っていたのですが、みなさん早い!香川&徳島並みでした。2週間前の出雲旅行では車のスピードは遅めでした。四国で感じているのは、山道を走る地元の車のスピードは速いことが多い。山の住人はスピードが速いのかな、なんて思ったりしました。
津和野駅に着いたときに人がたくさんいて何かと思ってみてみたら、SLが走っていました。
津和野で目的地~宿到着まで
今回の旅の目的地は、Googleマップで住所検索しても表示されません。
事前に身内から聞いていた位置情報で、ヤフーカーナビに登録しておいたおかげで迷わず到着。私の昔の記憶では、津和野へ行く道は険しくすごーい山奥の田舎。今回行ってみたら道は走りやすい。田舎であるのは確かだけど、のどかで落ち着く場所だなと感じました。
誰もいないはずの家に人がいた
目的地のお墓の近くにある父の実家には誰も住んでいません。親戚が家の様子見で年に1度来るとは聞いていましたがこの日はいないはずでした。しかし人がいる気配がして、行ってみたら親戚でした。お墓参り後に家にお邪魔しました。今回で会ったのは2度目(多分)です。ほぼ知らない人に近い私に優しく対応してくれ感激しました。
栗の木とグラストラッカー
親戚に栗をいただきました。この辺りにある栗の木は管理している人はいないとかで、栗はただで取れるそう。家に帰ってから食べたら、甘い!美味しい栗です。
9月に行ったライダーズイン四万十の近くで買った栗はとても甘くておいしいです。その後、他の産地の栗を買ったらそれほど甘くなく。四万十の栗が特別だったのかなと思っていました。
津和野の栗は四万十の栗のように甘さがありました。
紅葉前の堀庭園
通りがかったのでよりました。紅葉にはちょっと早かった。
場所:島根県鹿足郡津和野町邑輝795 堀庭園
道の駅「津和野温泉なごみの里」で16時の昼食
道の駅「津和野温泉なごみの里」は営業時間が11時~21時。私はここにある「レストランあかね雲」で16時頃に昼食をとりました。予定外の出来事で昼食と夕食が一緒になりました。
肉そば 650円。どこのそばかはわかりませんが、おいしいそばでした。
夜に行こうと考えていた「城下町の小さな農家レストラン」のそばは十割そば。食べたかった・・・
なつかしい昔を思い出す宿
泊まった宿は津和野駅から徒歩5分の場所にある「原田屋」朝食のみ付で5,800円と格安です。じゃらんでここの食事がおいしいとの口コミを見て決めました。
宿の雰囲気
干渉しないでくれるおばあちゃんの家に泊りに来た、って感じの宿です。
民宿だけど、ビジネスホテルのような感じの対応です。気軽に話しかけられるのが苦手な人にはおすすめ。宿は隣の話声やテレビの音、戸の開け閉めが聞こえます。音の気にならない人なら問題ないでしょう。
お風呂
宿のお風呂というより、昔の家のお風呂って感じです。昔を思い出しリラックスできました。
シャンプーインリンスとボディーソープあり、ドライヤーはありませんでした。もしかしたら、宿の方に言えばかしてもらえるのかも。
帰りは道を間違えて予定変更
1日目に行こうと考えていた場所によってから、しまなみ海道経由で帰ろう。と朝起きてから決めました。
原田屋の朝食
朝食は通常7時半からですが、希望時間を伝えれば変更可能です。私は7時にしました。
朝食は十分すぎる量、そしてめちゃくちゃうまい!美味しすぎてつい全部食べてしまいました。口コミ通り、ここの食事は良いです。夜の食事もつけておけばよかったかなって思いました。
津和野で朝から観光
朝食前に出発の準備をしていたので、朝の7時半すぎから観光スタート。
殿町通りの鯉
津和野駅から歩いて700mくらいの場所にある殿町通りです。この両脇に鯉が泳いでいます。昔見た覚えがあるような、ないような。
朝8時前だというのに観光している人が数組いました。
太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)
日本五大稲荷の一社「太皷谷稲成神社」に着いたのは8時頃。
約1,000本の鳥居で知られている神社です。
ここから見る津和野の景色が美しすぎ。
おみくじを引いたら「大吉」でした。
「大吉を引くぞ」と考えてから引くといつも大吉を引きます。考えたことがその通りになるって本当だろうなと思います。悪いことが起こるのは、悪いことを考えてたりします。何か不安だとついマイナスのイメージをしてしまいますが、良くないなぁと思います。
場所: 島根県鹿足郡津和野町後田409
津和野城跡
今でも残っている石垣は堅固な城であったことを伝えています。
歩いても行けるけれど急な山道で40分くらいかかるそう。私は往復リフトを使いました。リフトを降りてから約15分くらい歩くと津和野城跡に着きます。
- 料金:大人往復 450円
- 時間:5分
- 営業時間:9時~16時半
時間は季節によって変更あり
場所:島根県鹿足郡津和野町田二穂
給油タンクが小さくて困ったことが起きた
津和野を出発したのは10時頃。しまなみ海道経由で香川に戻っても十分な時間があるなと思っていました。山口・島根方面から香川へ行く場合、瀬戸大橋経由としまなみ海道経由があります。料金は安く早く行きたいなら瀬戸大橋い経由が良いです。それでも、しまなみ海道を走ってみたかった・・・結果は渡れず。
六日市から高速道路に入り広島方面へ走っていました。しまなみ海道へ行くには、広島北JCTで
- 広島、瀬戸内海ルートの右
- 大阪、山沿いルートの左
の選択があります。「2」を選択してもその先の三次東で尾道本線へ進めば、しまなみ海道へ行けます。私の場合はガソリンが足りなくなるので、「1」で進み小谷SAで給油予定でした。しかしナビでは「2」のルートになっていて、ナビ通りに進んでしまいました。しばらく走ってすぐ給油できる「安佐SA」を通りすぎてから間違えてしまったことに気付きました。その先の「本郷PA」でルート確認をして愕然・・・
三次東でしまなみ海道へ行くには、福山SAにガソリンスタンドがありますが、危険な距離でした。ギリギリ行けるかも、でも福山に着く前に高速道路でガス欠の危険性もあり。一度高速道路を降りてまた乗る方法もありましたがやめました。高速道路を降りずに帰るには、そのまま中国自動車度をまっすぐ進み帰れます。そのルートだとガソリンスタンドもありますが、山間部を通行するルートでカーブも多い道です。
そんなことをあれこれと考えていて、30分以上は悩んでいました。結局、六日市から自宅近くまで高速道路で約330km走りました。走っても、走ってもつかない気がした帰り道でした。
自宅に着いたのは17時前。津和野から約6時間かかりました。高速道路を使ってこれだけの時間がかかります。
旅の計画はキッチリがいいのか!?
今回の旅は帰りにキッチリ給油ポイントごとにナビ設定していれば、予定通りのルートを走れました。
キッチリとルートを設定しておくと、PC場や紙の地図でも確認するため道も頭に入ります。やはり計画は最後まで手抜きしたらだめかなとも思います。しかし適当な計画もまた楽しい。道に迷うと超~焦るけれど、振り返ると良い思い出です。
いざというときのために、スマホなどのマップだけでなく、ツーリングマップも持って旅した方が良いなと思いました。
ツーリング日:2017年10月7日~8日