バイクを降りるまでの葛藤と個人売買トラブルそして売却を決意した理由

2年半乗ったバイクを売った。

一度やめたバイクに40代で再び乗り始め、いわゆる「リターンライダー」になったが、今回、再びバイクを降りる決断をした。

700ccから125ccに乗り換えたときから、不便さを感じていた。250ccに乗り換えようかとも考えたが、そうこうしているうちに生活が大きく変わるかもしれない出来事が起きた。これについては詳しく語れないが、他にも問題があり、バイクの維持が難しいと判断した。

もともとバイクに乗ること自体に少し不安もあったため、思い切って手放すことに決めた。

リターンライダーという言葉は古いのか?わからない

目次

ある意味、激怒した人のおかげ

バイクを売ると決めたものの、これまでのツーリングの楽しい思い出が頭をよぎり、気持ちが揺らいでしまった。といっても、ほんの数日。

さらに、大きな失敗をしてしまった。

あの激怒がなければ、私はまだ決断しきれずに迷っていたかもしれない。しかし、とことん生きる気力すら失うほど追い詰められたことで、「もうバイク自体を見たくもない」と思うほどになった。楽しかったツーリングの記憶も気分の悪い記憶に変わった。

結果的に、私は本当にバイクを手放す決意ができた。

ただし、その人経由で売るなんて、気持ち的に絶対に無理だった。そして最後のやり取りで、完全に怒りがこみ上げた。

  • 上から目線の威圧的な態度
  • こちらの質問に対する回答が不安しかなかった
  • 私が使ってきたバイク屋を批判、そもそも私に対する批判はよくあった
  • あまりバイクに乗っていないとけなされ、上から目線で威張られているような気がした
  • 私のバイクが安いと言われたが、確かにそうかもしれないが、言い方が失礼すぎた
  • 業者の見積もりを3か所ほど取ろうとしたら、「一番高い金額で売ろうとしているのか!」と怒られた。そもそも、個人売買のほうが高く売れるはずなのに、業者より安く買い取ろうとされていた。

すごくせこいな、と思った瞬間、我に返った。

バイクを降りる理由は、迷いもあったけれど、最終的には自分で決めたこと。あの人とのやり取りは苦しいものだったが、結果的に、私を決断へと導いてくれたのかもしれない。

バイクを売った先

結論からいうと、購入したバイク屋さんの別店舗で売った。

過去の記事にも書いたが、私が個人売買を避ける理由は、書類などの手続きや売った後のトラブル等に不安があるからだ。名義変更やトラブルのリスクを考えると、どうしても安心できない。

いくつかの 出張買取の見積もりを取ったが、私はもともと不安症なこともあり、最終的には 購入したバイク店の別店舗へ売却することにした。

店舗選び

自宅から一番近い店舗は、正直なところ、スタッフの雰囲気があまり合わず苦手だった。そこで、何店舗か電話して問い合わせてみることにした。

その中で、私が 購入した店舗の担当者を知っている、というスタッフがいる店舗があった。電話の対応も良く、感じが良かったため、その店で売ることに決めた。

少しでも高く売りたい?

バイクを売るとき、「少しでも高く売りたい」と考える人が多いのだろう。高く売るためには、出張買取の査定を何社も受けたり、個人売買で直接売ったりする方法がある。出張買取の業者見積は数か所取ったが、私はその方法で売らなかった。

  • 何度も査定を受けるのは時間がかかる
  • 比較するのに労力を使うのが面倒
  • 個人売買はトラブルのリスクがある

こう考えると、 多少安くなる可能性があっても、信頼できる店に売るほうが安心だと思った。購入した店の系列店舗なら、手続きがスムーズで確実。相場より高く売れるかどうかは分からないが、 「安心感」がある。

結果的に、自分にとってこの決断は間違っていなかったと思う。

さようならバイク

写真は売却前に撮影しました。

小さなバイクは、楽しい思い出もたくさんあった。長年行きたかった場所にも行けたし、やり残したことはない。

バイクを手放したあと、意外と平気だった。よくネットや動画で「いいバイクだった!号泣!」という話を見るが、私は涙は出なかった。ただ、最後にバイクに向かって、「ありがとう。次のオーナーに大事にしてもらって」とは言った。

もし今後またバイクに乗りたいと思うことがあれば、レンタルで試しに乗るかもしれない。

売却前のバイクとメグロK3(カバーかかってる)2枚目は帰宅後に撮影。

バイクを手放すまでの葛藤や、この経験を通して感じたこと、まだ書き切れていないことがあるので、別の記事でまとめられたらと思う。

目次