40代になってからバイクを乗りはじめたとき、一番怖かったのが峠。
特に下り。
峠どころか、一般道のカーブがきつめの道ですら苦手でした。すーっと直線が続けばいいのに、と思っていました。走るのが大好きだ!という人たちからは、ワインディングが楽しいのに、とよく言われたものです。
今はどうかというと、まだ峠は得意ではありません。一般道のカーブなら大分まともに走れるようになった・・・はず。
カーブが怖かった理由は操作方法がまずかった
私はカーブ走行時、ずっと危険な走り方をしていました。
コーナー前の減速方法~コーナー走行中の運転が間違っていた
- ギアが高すぎた。
- シフトチェンジが遅すぎだった。
- ブレーキの使い方が間違っていた。
具体的には・・・
- コーナーに入るギリギリで、主にフロントブレーキを使って減速する。
- ギアは高すぎのままコーナーに入る。
- コーナー中もフロントブレーキ使う。
- クラッチレバーは握りっぱなしに近い状態。
ギアが高すぎた
ある日、ツーリング中にバンさんが私の後ろを走っていました。
そしてきつめのコーナリング後に、

今、何速で走ってた?

4速?5速かな?

低いギアで強いトラクションをかけながら走り続けるんだ!

私はきつめのワインディングのとき、大体4~5速で今までずーっと走っていました。
カーブが怖い原因のひとつはそれでした。
バイクによって何速でカーブを走るかは絶対ではないけれど、ギアが高すぎてそれじゃカーブが怖いはずだと・・・私はギアを落として走るようにしてから、走りやすくなりました。
ギアを高めで走るって考え方もあるようですが、私には合っていません。
シフトダウン
そして、シフトダウンのやり方も全然ダメ。

まさかとは思うけど、カーブ走行中にクラッチレバー握ってないか?

握ってる

アホか!
カーブの前にシフトダウンするとき、クラッチを握りすぎて半クラッチ状態が長すぎていました。カーブ走行中も癖でクラッチレバーを握ってしまうことがありました。路面でフワフワ状態での走行。
危険です。
ブレーキの使い方が間違っていた
カーブ手前であわてて減速するものだから、フロントブレーキを主に使い、しかも急なブレーキのかけ方をしてました。

まさかとは思うけど、リアブレーキ使ってるよね?

リアでなく、フロントを使っちゃうよ

危ねーよ
シフトダウンを素早く行い、リアブレーキの使い方を気にしてカーブ走行してみたら、タイヤが地面を捉えている感覚でした。
しかし、難易度の高いワインディング(私にとって)は、まだまだ怖い。
コーナリングで怒鳴られてますが何か!?
峠走行中にいまだにず指摘されていることは、カーブに入ったら停まるのかよ!?
というくらい減速してしまうこと。
カーブで一体何してんだよ!?
峠でバンさんが私の後ろを走っているときは、ほとんどの場合怒鳴られます。


おい!おい!おい!(激怒)コーナー入ってから減速すんじゃね~!ぶつかるじゃないかよ

コーナーがきつすぎて怖い

減速する方が怖いわ。リア使って、スロットル開けろ

怖いよ

あなたは運動会で走っていて、カーブに入ったら一旦停まるのか?地面をけるのをいっぺんやめるんですか?そしてそこからまた走り出すんですか?そんなバカな話はない。常に地面をけり続けていないと前に進まない。バイクも同じだ


そして耐えきれず、私を追い越し消えてゆく。
言っていることはわかるのだけど、怖くてできないのだ。
私の間違っていたところ
- カーブ前の直線走行時、スピードの落とし方が間違っていた。
- コーナリング中にスピードが出過ぎていた場合、リアブレーキを使っていなかった。フロントブレーキは危険!
- コーナリング中のギアが高すぎた。
- 体重をバイクの前側にかけていた。私は緊張するとつい前の方へ体が移動してしまってました。
- カーブ時にハンドルで操作していた。体重移動だけで曲がれるとわからなかった。
- カーブ走行時にスロットル調整していなかった。私は怖くてスロットルを閉じてました。
あ、これはまだできないときあり。
最後に、バイクのコーナリングが下手すぎる!から楽しく走れるにはどうすればいいか?の答え。
どうすればいいのかは分かったけれど、できません。

ホント、人の言うこと全く聞かないな!(激怒)言うこと聞いてれば、事故らないし普通に走れる!

いや、言うこと聞かないんじゃなくて、できないんだよ!
休日になんで怖い思いしなきゃなんないんだよ!と思うことあり。
まだまだ修行は続く・・・
歳とともに恐怖心が増してきているので、レベルアップするのは厳しいでしょう。もうすぐバイクのやめどきなのかもしれません。こんなこと言うと、またどこかで叩かれるかも!?
知らない誰かに笑われる存在も、必要なのかも!?