この写真は国道32号線、高知県長岡郡大豊町あたりです。
この日の目的は、お遍路の続き。
高松から高知まで、すべて下道で行く道は楽しめます。
香川県の高松市内から高知まで片道約140km、国道32号線を走りました。
香川から高知までの下道
高知までの下道は、険しすぎて無理だと思っていましたが、実際に走ってみたら面白い!
去年のゴールデンウィークにタンデムで徳島~高知を走りました。
走った道は須崎の北側にある「国道439号線」を大豊方面へ走り、高速道路でいうと「大豊インター」あたりから県道5号線で新宮に出るルートです。
県道5号線は高知自動車道の下を通っている道です。
私は運転していなかったのですが、ひとりでは厳しそうだなと思いました。
上の写真の場所は写真の位置情報で確認したところ、高知県長岡郡大豊町、高速道路でいうとの馬立PAと立川PAの間あたりです。
ここはまだ道幅が広い方です。国道32号線は、普通に走れる道です。これなら前回も、その前も高速道路使う必要がなかったと知りました。
高松~高知までのルート
Googleマップで見るルートです。
バイクお遍路9回目、まだ日帰りお遍路
先週の金曜日に仕事を休み、お遍路の続きで高知へ行ってきました。
今回は四国八十八カ所は「第34番~36番」、四国別格二十霊場は「第5番」の4カ所で走行距離は約400km、燃費は約37km/L。
いつもより燃費が良い。
小歩危峡
朝5時に出発し、第34番のお寺に着いたのは4時間半後。
通常だったらもっと早くつくはずです。
いいなーと思う景色があると、何度も停まってしまい遅くなりました。
大歩危峡
大歩危峡にある鯉のぼり。
風がなかったので泳いでいない。このあたりの川の色は、本当に美しい。濃いお茶の色で不思議。
道の駅大杉
道の駅大杉で休憩。
ここは高知県長岡郡大豊町です。
中には食堂があり、早朝でもお客さんが数名いました。美味しそうなおこわ等売っていたのですが、須崎の鍋焼きラーメン食べる予定だったので買うのはやめました。
この近くに日本一の杉の木があります。
高知県長岡郡大豊町杉743−1
四国八十八カ所霊場 34番 種間寺(たねまじ)
種間寺に着いた時間は9時半でした。
この日は前回よく見れなかった「雪蹊寺」へよってから種間寺へ行く予定でした。
遅くなってしまったので南国あたりでナビの設定を変更し、34番の種間寺へ行きました。
種間寺の境内
平日だったからかはわかりませんが他のお遍路さんには会いませんでした。
本堂
会ったのは植木の剪定をしていた方のみ。
子育観音
種間時は安産祈願のお寺です。左手に子どもを抱えた観音さまです。観音さまの周りには底なしの柄杓が奉納されています。
駐車場
駐車場はお寺のすぐ隣、わかりやすいです。ガラガラでした。
高知県高知市春野町秋山90
お遍路に役立つ地図・四国八十八カ所詳細地図帖
「第34番、種間寺」の前にある「小野商店」で「四国八十八カ所詳細地図帖」を買いました。
購入した理由
SNSに「禅師峰寺(ぜんじぶじ)で迷った話」を投函したら、古い地図(四国八十八カ所詳細地図帖)が一番!とコメントをくださった方がいました。
お寺近くの売店以外で購入する方法
発行所の「雑誌四国」にハガキかファックスで購入できると地図の最終ページに記載がありました。
四国八十八ヶ所霊場 第35番 清滝寺(きよたきじ)
四国八十八カ所第35番は清滝山の中腹にあります。山道の景色が美しくてつい停まって眺めてしまいます。
清滝寺への道は道幅が狭いので、車だと大変でしょう。バイクは楽々。
清滝寺の前の道は、少し急な坂になっています。
清滝寺の境内
バイクを停めようと場所探しをしている時に、車のお遍路さんと入れ違いでした。ここでもまた私ひとり。帰ろうとしたときに、歩きお遍路さんがやってきました。平日って人に会いません。
大きな薬師如来像です。高さ12m、台座を含めると15mありつい見入ってしまいます。奥へ進むと右は本堂、左は大師堂があります。
本堂の右方向へ歩いて行くと、小さな滝があります。
納経所周辺
納経所だと思って進んで行ったら庭園でした。
庭園の手前には鐘撞堂があります。
納経所の入り口前で白いシャム猫っぽい子がくつろいでいました。写真を撮らないで!と書いてあったのですが、猫を撮ったらだめなのか納経所を撮ってはだめなのかよくわからず。猫に話しかけると喉の奥から声を出して答えてくれました。
納経所のすぐ近くからみた景色
薬師如来像の中で戒壇巡り
台座の中で戒壇(かいだん)巡りをすることができます。入り口には「←」左矢印があります。
厄除けのご利益があるとされています。
従って、左へ進みます。この先は真っ暗な上、非常に狭いです。手探りで進みます。一体どういう構造なのか理解できず、2度巡りましたが、わかりませんでした。とても貴重な経験でした。
清滝寺の名前について
私はこのふたつのお寺の名前に混乱しました。清滝寺へ来る途中の道で、間違えて飛ばして36番に向かっている気がしたんです。途中で停まってナビ設定しなおしました。
スマホで活用しているアプリ「同行二人」や四国八十八カ所の公式サイト、四国八十八カ所詳細地図帖などは以下の漢字で書かれています。
- 35番 清滝寺(きよたきじ)
- 36番 青龍寺(しょうりゅうじ)
お寺で頂ける「四国遍路」巡礼マップには
- 35番 清瀧寺
- 36番 青龍寺
と書いてあります。
似ていて、一瞬同じに見える
四国八十八ヶ所霊場 第36番 青龍寺(しょうりゅうじ)
四国八十八ヶ所霊場第36番の青龍寺(しょうりゅうじ)は県道47号線、横波黒潮(よこなみくろしお)ラインに入って3km弱の場所にあります。
横波黒潮ライン
横波黒潮(よこなみくろしお)ラインを約18km走ると、須崎(すさき)方面へ出ます。ここはライダーに人気のコースです。
行ってみたいと思っていた場所でした。
この日は青龍寺の後に須崎にある四国別格二十霊場の第5番大善寺へ行ったんですが、私は来た道を戻ってしまい、県道23号線経由で須崎へ行きました。
23号線を使った方が、戻った分を含むと少し距離が長いです。
青龍寺の境内
青龍寺の全体図
本堂へ行く石段
このお寺から海は近いのに、全く海の近くだと感じはせず森の中にでもいるようでした。
龍寺の本堂へ行く石段です。170段、とても長いのですが美しい!石段も石段周辺の景色も美しく、空気が澄んでいて癒されました。
途中で後ろを振り返ると、三重塔がちらっと見えます。
本堂
本堂に着いたときは汗だくになっていました。
前に歩いていたおばあちゃんは上り慣れているのか、全く平気な顔をしていました。
納経所
奥の建物が納経所です。地元の人らしきおばあちゃんがの納経所の方とお話していました。
やまもも
駐車場の隣でやまももが売られていました。
200円
「代金は右側の赤い入れ物へ入れて」と書いてありました。
この日は気温が高かったので、家に持ち帰る前に傷みそうなだったため、買いませんでした。
高知県土佐市宇佐町竜163
四国別格二十霊場 第5番 大善寺(だいぜんじ)
高知の四国別格二十霊場はこの大善寺(だいぜんじ)1か所だけです。場所は須崎(すさき)で、目の前は太平洋です。四国別格は四国八十八カ所とは違いひっそりとしている感じです。四国出身の方でも四国別格を知らないという人は意外いるなという印象です。
駐車場は大師堂の隣です。バイクを停めようとしたときに、お遍路さん二人と入れ違いになりました。お寺で出会ったのはその二人、そして管理しているらしき人だけ。
大善寺の境内
最初に見えるこの写真の場所が大師堂です。
上にちょこっと見えるのが本堂。この場所の左方向へ少し歩くと階段があります。本堂へ続く階段をのぼりました。
二ツ石大師とぼけ封じ観音は、本堂へ行く途中にあります。
鐘撞堂
階段を上ったすぐ場所に、鐘があります。近隣に迷惑なので鐘は突かないようにと、注意書きがあります。
手洗い場
お大師様がいらっしゃる手洗い場。手水場、手水舍、等ともいいます。
本堂
まっすぐ進んで突き当りが本堂です。
本堂から太平洋が一望できます。住宅街なんですが非常に静かでした。
大善寺のについて書かれていました。
納経所
お寺から約500m離れた場所にあります。大師堂へあがる階段の下に案内があるので迷うことなく行けました。マンションのような建物に入って突き当りが納経所です。
念珠をいただきました。これは女性用です。
バイクでお遍路9回目・巡拝日:2017年6月23日
須崎名物鍋焼きラーメン
四国別格二十霊場第5番の大善寺を参拝した後に行こうと決めていたお店「橋本食堂」はお寺からすぐそばにあります。
鍋焼きラーメン
高知県の須崎名物と言えば、鍋焼きラーメンです。
味は鶏ガラスープで醤油ベース、麺は細麺のストレート。器は土鍋なので熱々です。はじめて聞いたとき、「鍋焼きうどん」と勘違いしてました。鍋焼きに入っているラーメンってどんなんだろうか須崎へ行ったら絶対食べたいと決めてました。
お店の外観
この日、注文したのは「鍋焼きラーメン並」で550円。味が濃いのですがやみつきになりました。つい、スープを飲み干してしまいました。
高知県須崎市横町4−19