大和十三佛霊場巡りの第十一番である「信貴山玉蔵院(しぎさんぎょくぞういん)」へ行きました。
約1400年前、聖徳太子が物部守屋を討伐するため信貴山を訪れ、天空に毘沙門天王が現れ、勝利の秘法を授かりました。その後、太子は毘沙門天王の姿を彫刻し、伽藍を建て、この山を「信貴山」と名付けました。
後に朝護孫子寺と呼ばれるようになりましたが、庶民からは「信貴山寺」と親しまれています。
駐車場から朝護孫子寺の境内へ
午前10時、駐車場に到着しました。
駐車場は数カ所にあり、一番最初に目に入った場所へ停めました。Googleマップでは「信貴山千手院 駐車場(第1)」という場所です。
車の駐車料金は500円。
バイクを停める専用の場所はなかったので、案内の人に確認したら、「バイクは2台で500円でいいよ。」と言われました。
車1台分に2台停めてと指示がありました。1台だったら1台500円だったのだろうか。
信貴山 真言宗 総本山朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)
駐車場からすぐの場所に鳥居があります。
参道を上にのぼるとすぐ左手に「信貴山観光iセンター」があります。お土産と飲食コーナーあり。
開山堂
左側に開山堂。
このお寺にも「四国八十八カ所霊場のお砂踏み」がありました。
奈良県のお寺へ行くと 「お砂踏み」 があったり、「弘法大師」の像があったりすることが多いです。
信貴山大寅
開山堂を少し進むと右手に休憩場があり、紅葉がきれいだったので写真撮影しました。
かわいい猫がいました。
さらに進むと大きな虎が見えてきます。
虎の反対側には境内案内図があります。
左右の分かれ道。左は「玉蔵院、成福院」、右は「千手院」です。
左へ進みました。
聖徳太子御像の前に太陽の光が少しさしていたんので写真撮影。
太陽をダイヤモンドのようなウニウニに撮りたくて挑戦しましたが、私はできず・・・
信貴山 大本山 玉蔵院(ぎょくぞういん)
今回の一番の目的地はここ。玉蔵院は大和十三仏霊場第十一番霊場です。
天燈鬼・龍燈鬼立像(てんとうき・りゅうとうきりゅうぞう)
本物は木造の国宝で興福寺(奈良市)にあり。
天燈鬼像は、2本の角と3つの目を持ち、口を大きく開き、やや横目で前方をにらみ、左肩に乗せた燈籠(とうろう)を左手で支えます。
興福寺のサイトより引用 URL https://www.kohfukuji.com/
龍燈鬼像は、腹前で左手で右手の手首を握り、右手は上半身に巻きついた龍の尻尾をつかみ、頭上に乗せた燈籠を上目づかいににらみます。
像内に建保3年(1215)に法橋康弁(運慶三男)が造ったとする書きつけがあります。
阿と吽、赤と青、動と静とが対比的に表現された鬼彫刻の傑作です。
大地蔵尊
階段を上る途中で大きな地蔵がみえます。
階段の途中にお金をくわえている虎がいました。
でかい! 離れた場所から撮影した写真です。
総丈14.54mもあります。
日本一大地蔵尊の説明です。
おだやかなお顔。
融通堂
「福得財の融通をかなえてくださいます。」と書かれていました。
融通堂の前にお守りや寅小紋玉蔵院オリジナルグッズが売っています。お守りを見ていたら、「融通まもり」をやたらと勧められました。
営業ノルマでもあるのだろうか。
袋には、「福得、財宝の融通を叶えてくださいます。オン、アラタンノウ、サンバンバ、タラク」と書かれていて、中にはお守りと虎の絵のコインが入っています。
お金を渡すとその場でお財布へお守りを入れるように言われ、お財布の上に粉(お香燃えたのようなもの)をふりかけられました。
呪文のような言葉を言いながら・・・おそらく「 オン、アラタンノウ、サンバンバ、タラク」と言っていたのかも。
本堂大般若祈祷
本堂には戒壇めぐり(200円)があります。
真っ暗な回廊を右手を壁にあてながら歩きます。
本堂の外からの景色が素晴らしい。
昼食は朝護孫子寺の近くで
開運橋を渡ってすぐの場所にある飲食店へ。
食事の後は、駐車場から200mくらいの場所にある信貴山展望台へ。朝護孫子寺の本堂からの景色の方が良いです。
展望台へ行く途中にある千体地蔵です。
三寅の胎内めぐり
125CCのバイクは、トイレの隣に無料で停められました。
Z125PROで行った時の記録です。
三寅の胎内めぐりは、父寅、母寅、子寅が一体になったトンネルになっています。ここをくぐると三寅の福に与うることができるとされています。
トンネル内に「雑用係応募中」の紙が貼ってありました。なぜこんな場所に・・・
場所:奈良県生駒郡平群町信貴山2280−1